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【2016年6月号】シー・オッター・クラシック、今年も7万人を集め4月14 日から4日間にわたり開催
 

出展企業、一般参加者数は過去最高も覆い隠せなかった米国自転車業界の低迷
 
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cpj201606_03 今年4月14 日から17 日の4日間にわたって米国カリフォルニア州モントレー近くの海沿いの丘陵で開催された究極の「サイクリングの祭典」として知られる“スバル・シー・オッター・クラシック”(Subaru Sea OtterClassic)。業界の中でも最も重要なイベントとなった、このシー・オッター・クラシックには今回も約7万人のサイクリストやファンが集い、ロードレースやマウンテンバイクの競技、サイクリングなどが繰り広げられるとともに大規模なコンシューマー向け自転車エキスポが行われた。
 
 同イベントの人気はいまや、サプライヤーやスポンサー、コンシューマーの間で、かつて最も人気だったラスベガスのインターバイクよりも遥かに高まっており、大小の規模を問わず自転車関連企業が必ず訪れなくてはならないイベントとなっているのだ。そして皮肉にも3億2000 万人以上の人口を持つ米国で同規模のサイズのコンシューマーショーはシー・オッター・クラシックしかないのである。
 
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 出展社に「9月にラスベガスにいるのと、4月にモントレーにいるのはどちらがいい」と尋ねれば、「マンダレー・ベイホテルでブースをセッティングするより、ラグナ・セカ・レースウェイで砂の上に3m ×3m のテントを張る方を選ぶ」とすぐに大半の企業が答える。今年も例外ではなく、ラグナ・セカ・レースウェイのステージングエリアには450 を超えるブースが散りばめられ、約800 の企業が集まり、シー・オッターの創始者でCEO のフランク・ヨハーン(Frank Yohannan)氏は「このイベントは過去5年間、平均で年約15%の成長を遂げてきている」と語っている。
 
 しかし、今年のシー・オッター・クラシックでは出展企業数と一般参加者数で新記録が出たものの、業界の売上げ停滞や低下、高い在庫水準、コンシューマーの購買傾向の急速な変動、統合や合併による業界様相の変容など消えようのない現実を覆い隠すことはできなかった。そして、これらはシー・オッター・クラシックが開催される2日前にモントレープラザホテルで行われた毎年恒例のバイシクル・リーダーシップ・カンファレンス(Bicycle LeadershipConference = BLC) で業界のリーダーたちが触れたことでもあった。(TEXT:Marc Sani)
 
 
 
続きは、「サイクルプレスジャパン」2016年6月号で。
 
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