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【2016年4月号】Taipei Cycle Show Report|過去最高の1112社・3330ブース出展で3月2日から4日間にわたって展開
 

ヴェロシティ、ツール・ド・台湾との連携で自転車大国・台湾の存在感をより高めた台北サイクルショー
 
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 参加企業数は1112 社(国内807 社、海外305 社)、出展ブース数は3330小間(国内2500 小間、海外830小間)、台北南港展覧館と台北世界貿易センター展覧館に設けられたスペースは6万5000㎡と、若干ではあるもののいずれも昨年を上回り、最大規模で3月2日から5日の開催となった第29 回の「2016台北国際自転車展」(台北サイクルショー、主催・台湾対外貿易発展協会〈TAITRA〉、台湾自行車輸出業同業公会〈TBA〉)。
  
 開会のセレモニーで梁國新TAITRA 董事長が「台北サイクルショーは年々その規模と影響力を大きくし、会場も過去最大の広さとなった。今年はヴェロシティ・グローバルやツール・ド・台湾といった別の注目イベントとも連携を果たし、産業、学術機関、政府、そしてスポーツという様々な分野のお客さんが台湾を訪れることを誇らしく思う。ハイライトともいえる5年目のd&iアワードをはじめとするショーの内容に世界から訪れる1万人の方々に満足いただいた上で、ビジネスとしての今後の成長についても期待したい」と挨拶。
  
 続いて羅祥安TBA 理事長は「台湾の自転車産業は昨年、世界的な経済不況にもかからず400万台の完成車輸出を達成、売上高は前年比8.4%増にあたる30億USドルを超え過去最高を記録した。この数字を牽引したのはR&Dサプライチェーン、製造能力、そしてスポーツとしてのサイクリング人気だ。台北サイクルショーは、そのR&Dや技術革新の成果を披露する舞台であり、ライフスタイルや文化としてのサイクリングを展示するプラットフォームとしての役目を果たしている」と意気込みを語った。
  
 ただ、ショー開幕前に2016ベロシティ・グローバル、開幕後にツール・ド・台湾と、間を置かず日程を繋いで関連イベントを開催、さらにヴェロシティの来場者はその入場パスで台北ショーの入場も可能であったものの、ショー終了後に発表された海外からのバイヤー数は107ヵ国から8300人と前年から1%増に留まった。
 
 また、次年度のニューモデルは毎年8月末から9 月初旬に開催されるユーロバイクで既に紹介されているケースが多くなっていることから、台北ショーのタイミングでのニューモデル発表やそれをアピールするためのパフォーマンス、プレゼンテーションなどショーアップ的要素は年々薄くなっており、今年もその傾向はますます強くなっていた。だが、業界の恒例イベントとしての台北ショーの存在価値は揺るぎないものがあり、各企業ともそれぞれの意義を持って出展を行い、ヴェロシティ、ツール・ド・台湾との連携により自転車大国としての台湾の存在感をより高めたショーとなった。
  
続きは、「サイクルプレスジャパン」2016年4月号で。
 
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